洗練された技術!ラジカル制御技術「パーフェクトトップ・シリーズ」
今回は、「ラジカル制御技術」塗料についてです。
今では、外壁および屋根用塗料のスタンダードになりつつある塗料です。
弊社でも外壁の塗替え塗装に使用致しております日本ペイント製「パーフェクトトップ」は、「ラジカル制御技術」を用いた塗料の先駆けです。
2012年に発売され、アクリル樹脂系でありながら、従来のシリコン樹脂を超える高い耐光性を実現した塗料として注目されました。
業界の中ではよく理解されていない方もいらっしゃいましたが、「耐候性が良い」「紫外線ダメージをコントロール出来る」ことで一気に広まり、各社で類似商品も発売されました。
今までの塗料よりワンランク上の「最高の塗料」として、広報を含めて商品力も洗練されており、このジャンルで一歩リード致しております。
それでは紫外線ダメージコントロールの性能を持った塗料がそれまで無かったかと言うとそうではなく、ありました。
例えば(株)トウペ製「ハイウェザーDC」です。
今から20年以上も前に発売されました。
HALS(光安定剤)とCHMA(耐水モノマー)のハイブリッドによる紫外線ダメージから塗膜を守るという、フッ素に迫る耐候性を実現した塗料でした。
こちらもいまだ現役の塗料ですが、初期のPRがわかりづらく非常にマニアックなポジションとなっています。残念ですね。
これは、メーカー・販売代理店の責任でもあります。(自戒を込めて)
ラジカル制御塗料(パーフェクトシリーズ)は、HALSと酸化チタン(塗料の色をつける顔料)を特殊コーティングすることで、紫外線ダメージをコントロールしているそうです。
そういった意味で、洗練された技術です。
折角の良い技術も、伝え方によっては皆様にご理解いいただけない場合もございます。
これからもわかりやすくお伝えするよう心がけねばならないと、感じております。